肌バリア機能低下の原因~ついやってしまうことで破壊される

皮膚のバリア機能が低下すると
乾燥肌や敏感肌になってしまうということを
以前書きました。

乾燥肌の原因と対策

ということで今回は、皮膚のバリア機能とはなにか、
なぜバリア機能が低下してしまうのかについて
書いていきたいと思います。

まず、バリア機能とは何か

バリアというのは日本語で言えば「障壁」「障害物」となりますが
肌のバリア機能の場合、内側から見ても、外側から見ても
障壁として機能しています。

内側からは肌の水分を逃がさないように、
外側からは刺激が肌の深い部分に到達しないように
障壁として働いているということです。

皮膚のバリア機能の仕組み

では皮膚の何が障壁として働いているのかというと、
主に角質層と皮脂、それから常在菌ですね。

角質層というのはお肌の構造のところで説明しましたが・・・

お肌の構造

肌の一番外側の層と考えていいでしょう。

角質層は角質細胞によって構成されていますが
その隙間をセラミドなどの細胞間脂質が埋めています。

これが最も厚いバリアとして機能しています。

その外を覆うように皮脂があって、
これも薄いながらバリアとして機能しています。

また、肌表面には常在菌が住んでいます。
これは人間の肌に常時住んでいる菌ということで
通常は害のないものです。

これら常在菌が住んでいることで、
悪い菌が肌に取り付いて増えるということを防いでくれるわけです。

なので常在菌もバリア機能の一端をになっていると言えます。

さてではこれら皮膚のバリア機能が低下する原因ですが・・・

バリア機能低下の原因として最大のもの

最も多いのは「洗いすぎ」です。

たとえば不潔恐怖がある人は手肌がボロボロになることが多いです。

これは手を洗いすぎることによって常在菌も皮脂が洗い流され、
さらに細胞間脂質も洗い流され、最後には角質層まで
削りとってしまっているからです。

こうなると内部の水分は逃げ放題、
外部の有害な刺激は入り放題になりますので
手肌が荒れてしまって当然ということになります。

もちろん清潔にすることは重要なのですが、
何事も過ぎたるは及ばざるが如しということですね。

洗う場合は「優しく、丁寧に」が基本です。
垢を落としてやろうとゴシゴシ力を入れるのはよくありません。

また、何度も何度も洗ってしまうのもよくありません。

殺菌抗菌にも注意が必要

次に、洗い過ぎと似ていることですが
消毒のし過ぎということもバリア機能低下の原因として
考えられます。

清潔ブームというのがありますが、
それに影響されて、こまめにアルコールなどで
手を消毒してしまうんですね。

これは、洗う場合のように、皮脂とか角質を
削りとってしまうことにはなりませんが
常在菌を死滅させてしまうことにはつながります。

これもまた、バリア機能を低下させることになります。

ここまではバリア機能を低下させる「外側」の原因でしたが
今度は内側に目を向けてみましょう。

内側の原因

内側の原因としては、
やはり肌の細胞自体が元気を失うことが考えられます。

つまり、肌細胞の増殖が衰えて、
新しい角質層ができにくくなっている状態ですね。

肌の細胞が元気を失う原因の一つとして老化が考えられますが、
これは細胞の寿命と言ってもいいものですので
手のうちようがなさそうです。

そこに至る前に、老化を遅らせる工夫が必要となります。

老化以外の原因としては
ダイエットなどで栄養バランスが崩れてしまった場合
考えられます。

肌の細胞が元気に増殖するには
いろいろな栄養が必要ですので当然のことですよね。

間違ったダイエットは肌に悪いと言われるのはこのためです。

また、血行が悪くなっても肌細胞は元気を失います。
これも当然ですよね。血液が水分や栄養や酸素を
運んでくるのですから。

血行が悪くなる原因としては食生活が大きいですが
それ以外にもストレスや喫煙が原因になることも多いです。

喫煙者が老け顔になってしまうのも、
肌細胞の元気がなくなってしまうことが一因といえるでしょう。

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