プロペシア(フィナステリド)の効果~効かない人もいる

プロペシアは「飲む育毛剤」として20世紀末から使われ始めました。

別にいかがわしい育毛剤ではなく、AGAの治療薬として
病院で処方されるものです。

プロペシアのどの成分が効くのか

プロペシアの有効成分はフィナステリドというもので、
抗アンドロゲン薬のひとつです。
これがAGAの治療に役立ってくれます。

もともとは前立腺肥大症など前立腺の病気の
治療薬として用いられていたのですが
後にAGAの治療にも用いられるようになりました。

AGAの最初のスイッチを入れてしまう原因物質として
5α還元酵素(リダクターゼ)というものがありますが
プロペシアはこの5α還元酵素の働きを阻害します

5α還元酵素が男性ホルモンであるテストステロンに作用して
ジヒドロテストステロン(DHT)というものを
生成してしまうわけですが、これが抜け毛の原因物質ですね。

だから5α還元酵素の働きを阻害してDHTが生成されないようにするのが
プロペシアの仕事ということになります。

プロペシアの効果に関する研究結果

ただ、残念ながら誰にでも効果があるものではありません。
万有製薬の研究結果として以下のようなものがあります。

AGA患者を3グループに分け、
それぞれプラセボ(偽薬)、フィナステリド0.2mg、同1mg
1日1回1年間投与し続けました。

そうしたところ、3ヵ月後には、
プラセボ群で8%、フィナステリド0.2mg群で25%、1mg群で23%
AGAの改善が見られました。

これが半年後にはそれぞれ9%、44%、49%
そして1年後には6%、54%、58%となりました。

つまりプロペシアを1年飲み続けても、
4割強の人には効果が見られなかったということになります。

プロペシアが効かない人

とくにプロペシアが効かない人としては、
男性ホルモン感受性が低い人ですね。

AGAになる人というのは、男性ホルモンが変化したDHTに
敏感に反応して抜け毛が進んでしまいます
つまりDHTに対する感受性が高いんですね。

なので、プロペシアでDHTの生成を阻害してやると、
AGAが改善される可能性が高いんです。

ところが男性ホルモン感受性が低い人は、
もともとDHTの影響をあまり受けていないと考えられます

影響があまりないものをプロペシアで減らしても、
薄毛は改善しないというわけですね。

こういう人はDHTだけでなく、他のいろいろな原因が重なって
薄毛が進んでいると考えられますので、
プロペシアでその原因を取り除くことはできないんです。

無駄に治療費を払わないために

では、せっかく治療費を払ってプロペシアを飲んでも
AGAが治らないことがあるのかいうことになりますと、
ちょっとAGA治療を受けるかどうか躊躇してしまいますよね。

でもプロペシア投与前に、男性ホルモン感受性の
テストを受けることが普通ですので、
無駄に治療費を払ってしまうことは少ないです。

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