DHAに効果なし?~脳力、うつ、高血圧、コレステロールは改善されない?

DHAというのは魚の油に含まれる成分でドコサヘキサエン酸の略です。
オメガ3脂肪酸の一種と紹介されることが多いですね。

で、このDHA、実にさまざまな効果を持つと宣伝されています。

それをまとめてみますと・・・

血液がサラサラになる?

まず血液に対する効果ですが、
血液をサラサラにする効果があるといわれています。

これは一つには、赤血球の柔軟性を維持する作用があるからで、
このことは実験によって確かめられています。

また、コレステロール値の上昇を抑えたり、
中性脂肪を低下させる働きもあるといわれています。

こちらのコレステロールや中性脂肪については
ラットを使った実験で確かめられています。

脳の老化防止に役立つ?

次に脳に関してですが、DHAは脳の神経細胞の素材となることで
神経細胞膜をやわらかく保ってくれます。

それによって、より効率的に神経伝達物質のやり取りが
行われるようになるといわれています。

これによって脳の老化を遅らせることができるのではないかというわけです。
また、アルツハイマー病の患者さんには魚をほとんど食べない人が多い
というデータもあります。

また、セロトニンなのような心の安定に役立つ神経伝達物質のやりとりも
スムーズに行われるようになって、うつや不眠症のの改善にも
役立つのではないかといわれています。

また、網膜の脂肪にもDHAが含まれており、
これによって視神経の働きを助けるとも言われていますし、

アレルギーの元になるサイトカインの生成を抑制して
アレルギーも改善してくれるのではないかと期待されています。

以上がDHAに期待されている効果なのですが・・・

もちろんこれに反する研究結果もあります。

DHA「効果なし」という研究結果もある

たとえばうつへの効果に対して、
「効果あり」と結論付けた研究よりも「効果なし」と結論付けた研究のほうが
より多くの人を実験対象にしているので、「効果なし」という結論のほうが
信頼できるという意見もあります。

また、脳の機能への効果については、90人の子供に週間にわたって
DHAサプリメントを摂取させたにもかかわらず、有意な記憶力向上は
見られなかったという実験もあります。

血液への効果に関しては、魚油サプリメントの摂取は
心臓病のリスクを減らすものではないという研究結果もあります。

ただこれらDHAの効果を否定する研究結果に対しては、
DHA自体が無意味なのではなく、DHAサプリメントが
機能していないのではないかという意見もぶつけられています。

つまり、サプリメントで摂取してもうまく吸収されていないなどの問題ですね。

サプリメントではなく、実際に血液中のDHAの量と、
記憶力テストの結果とを調べて、血液中のDHAの量が多いほど
記憶力テストの結果もよかったという報告もあります。

この実験は、上記の「DHAサプリメントに記憶力向上の効果なし」と
結論づけた実験より、2倍も多い数の子供を対象にしています。

ということで。

研究結果としてはDHAに何らかの効果を認めるほうが優勢のようですが、
それが100%正しいのではない、ということも心にとどめておいたほうが
よさそうですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする