トリプトファンを摂取してセロトニンを増やす方法って大丈夫?

心の状態が体の健康を左右するということは明らかです。
たとえば過剰なストレスがたまると、肌トラブルが増える
という話でしたね。

それで、ストレスの管理が、健康のためには必須ということなんですが
現代社会にあってはなかなかストレスを減らすのは難しいです。

心の安定に役立つ物質

そこで、ストレスを減らしてくれる物質はないのか、
ということになりますが、そんな物質として
セロトニンが有名です。

これは私たちの体に備わっている脳内伝達物質で
セロトニンが不足すると心が不安定になるといわれています。

イライラしたり、怒りっぽくなったり、
すぐに不安になったり、鬱になってしまったり・・・

セロトニンが不足するといろいろな悪影響が出ます。

動物実験では、セロトニンを不足させた動物は、
仲間に対しても非常に攻撃的になることが確かめられています。

ですので、毎日穏やかな心理状態ですごすには
このセロトニンが鍵になっているんですよね。

で、セロトニンを増やしたいと。

その方法はいろいろありますが、ここでは経口摂取を考えてみましょう。

つまり、食品などからとるということ。

セロトニンの原料、トリプトファンをとる

この場合、セロトニンそのものをとることはできませんが、
その材料となるトリプトファンをとることができます。

トリプトファンというのは必須アミノ酸の一つで
必ず摂取しなければならないものです。

それをちょっと、意識的にとってみましょうというわけです。

ただここで一つ、困ったことがあります。

トリプトファンをたくさん含む食品としては、
肉とか魚介類、チーズなどの乳製品、それから豆類があるのですが・・・

これらはたんぱく質を多く含むものでもあるんですよね。

で、たんぱく質は消化されるとアミノ酸になると。
だからアミノ酸の一種であるトリプトファンも多いというわけなんですが・・・

トリプトファン摂取の落とし穴

じつはトリプトファンは、他のアミノ酸、つまりライバルが多いと
脳に届きにくくなるという性質があるんです。

他のアミノ酸が脳に届いてしまって、
トリプトファンは押しのけられてしまうというわけですね。

ちょっと、弱虫かもしれません。^^;

だから、トリプトファンをとるつもりで、
たんぱく質豊富な食材を積極的に食べても効率が悪いんです。

たんぱく質を多く含むもの以外でトリプトファンが多いものとしては・・・
意外にも穀物があります。

肉や魚ほどではないのですけど、お米にも、そばやパスタやそうめんにも、
それなりに多くのトリプトファンが含まれています。

こういうものからトリプトファンをとると、脳に届きやすいんですね。

ただこういうものって・・・太りやすいですよね。^^;

だからそれが気になるなら、サプリメントで補うのもよさそうです。

でもサプリメントの場合、過剰摂取の心配もありますので
決められた量を守るように気をつけなければなりません。

昔、トリプトファン過剰摂取によって、
いろいろな副作用が出てしまったという事件もありましたので。

脳が鈍感にならない?

ただ、サプリメントを使ってまで
トリプトファンをとる必要はないという考え方もあります。

サプリメントでたくさん補ってしまうと、
脳がセロトニンに対して鈍感になってしまうのではないか?
と考えることもできるからです。

その場合は、トリプトファンを摂取してセロトニンを増やすよりも、
脳がセロトニンに対して敏感に反応するようにしたらいいんじゃないか
ということになります。

ではセロトニンを感じやすい脳にしてくれるものに何があるかというと
DHAがあります。ドコサヘキサエン酸、魚の油に含まれる不飽和脂肪酸ですね。

これを積極的にとることで、心の安定に役立てることもできます。

ということは・・・

魚介類はトリプトファンも多いし、DHAも多いということで、
心の安定には大いに役立ってくれると考えられますね。

もちろんこれもサプリメントで補うことは可能です。

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