アカハラ事例?~弘前大学で教員が「結婚相手探し」を卒論指導の条件とした件

アカハラとは「アカデミックハラスメント」の略ですが、要は「パワハラ」です。

アカハラ、パワハラとは

パワーハラスメントが学問とか教育関係の場で行われているというだけのこと。

パワハラというのは、「力」を持った側が、その力を悪用して、自分の下にいる人間を傷つけたり、あるいは不当な要求をしたりすることです。

それが学術機関で行われた場合は特にアカハラと呼ばれます。

それでこの度の件ですが・・・

一瞬少子化対策かと勘違いした

私は最初このニュースを聞いた時、

「ああ、学生に結婚相手探しを勧めたのかな」
「少子化だし、そういうこともあるかもね~」

と思ったのですがよく読んでみるとなんと、

「教員の結婚相手を探せ」

という話だったのですね。^^;

教員は昨年10月、担当のゼミを受講していた4年生の男女8人に、卒論指導の条件を列挙した文書を配布。その中で、普段から学生に話していた「結婚相手の紹介」と分かる項目があった。「卒論提出までアルバイトを辞める」「ゼミ合宿中は夜間の睡眠を認めない」などの条件もあった。

 直後に8人全員が「ゼミを替わりたい」と大学に訴えて発覚。文書について教員は「本気で実行するつもりはなかった」と釈明したが、大学側は「明らかに常軌を逸している」と判断した。

毎日新聞

「アカハラ」と判定しやすい事例

「本気で実行するつもりはなかった」ということですが、ゼミ生全員が「ゼミをかわりたい」と訴えているわけですから「冗談」とは思えないような言い方だったのでしょう。

「特定の女子学生と頻繁に食事に行ったり、自宅に呼んで指導したりもしていた」ということなので、まあ本気だと思われても仕方ありませんね。

しかし・・・普通に考えたら冗談としか思えないことを本気で言うなんて・・・理解に苦しみます。^^;

アカハラの事例としてはこういう「関係のないor薄い交換条件」がある場合は、それと判断しやすいですね。

判定しにくい事例はどうする?

難しいのは交換条件がない場合です。

たとえば単純に教師から嫌われていて、不利な採点しかしてもらえない場合

しかもその教師が慎重で、日頃から注意深く「嫌っていること」を見せなかった場合は・・・もう証拠の示しようがないでしょう。

逆に、学生が自殺してしまうなど、結果が重大であったとしても、アカハラといえるようなことはなかった、ということもあるでしょうし。

そういう問題をクリアするには・・・やはりもう一人、別の「監査役」のような人を置いておくのが良いように思われます。

たとえば学生の書いた論文の採点をするような場合でも、いつも担当している教員と別の教員が、その採点状況をチェックするようにすれば・・・

採点の仕方に不正はないかチェックするようにすれば、アカハラの問題もかなりのていど防げるのではないかと・・・

でもそういう場合は、担当教員とは全く関係のない教員がやる必要がありますね。

盲検ではありませんが、誰が誰を評価しているのか全くわからない状態で、「この採点は不当ではありませんか?」と聞く必要があります。

国が資格を作る必要がありそう

そうなると、そのための人手も確保しなければなりませんね。

信頼できる人を確保するとなると・・・それはそれでまた大変かもしれません。^^;

企業の監査を公認会計士が行うように、何らかの新しい資格を国が作る必要が出てきそうです。

アカハラはパワハラの一種だと書きましたが、企業内でのパワハラに比べて、学生が受けるアカハラのほうが問題は深刻です。

まず社会人ではなくまだまだ子供、学生ですので、アカハラに対抗する力がないでしょう。

それから、社会人に比べて「逃げるための選択肢」が少ないでしょう。

ある企業がパワハラ体質の場合・・・まだ「転職」という手があります。特に今時はどこも人手不足ですし。

でもある大学がアカハラ体質だったら・・・「今すぐ別の大学に転校します」というわけにはいきませんからね。

「監査役」的な役割の設置について、本気で考えなければならないのかもしれません。

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