赤ワインポリフェノール(レスベラトロール)の効果は嘘?

ポリフェノールは健康によいということなのですが
それに反するような研究結果も発表されています。

ただこれ、勘違いしている人も多いのですが
ポリフェノールすべてが否定されたわけではありません。

数千種類もあるといわれるポリフェノールのうちの一つ
「レスベラトロール」の健康効果に疑問が投げかけられた
というにすぎません。

レスベラトロールとは

レスベラトロールは赤ワインに含まれている
ポリフェノールの一つです。

それで、いろいろな病気や老化を予防する
驚異のポリフェノールともいわれていたことがあります。

また、寿命を延ばす遺伝子といわれる
「サーチュイン遺伝子」を活性化させるということでも
有名になりました。

ところがこのレスベラトロールが近年になって
どんどんその名声を失っていったというわけ・・・

研究者がデータ改ざん?

まず、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子を
活性化させるということについては、
研究者がデータをごまかしていたということが発覚しました。

ただ、サーチュイン遺伝子関係ではない
その他の健康効果はあるのではないかということで
研究は続けられたんですね。

10年に及ぶ調査の結果

それで、レスベラトロールに健康効果は認められない
という発表をしたのがジョンズホプキンス大学の研究者です。

ワインで有名なイタリアのある地方の、
65歳以上の人約800人を追跡調査したそうです。

尿の中のレスベラトロールの量を調べて、
その濃度によって死亡率や病気の発症率が
どれくらい異なるのかを10年にわたって調べたんですね。

そうしたところ、尿中のレスベラトロール濃度が最も高いグループと
最も低いグループとで有意な差が出なかったとのこと。

それで、レスベラトロールには健康や長寿の効果は
認められないという研究結果を発表したわけです。

研究方法に対する批判もあり

ただ、こういう研究結果が出たからといって
これが絶対的に正しいということにはなりません。

約800人を対象にしたとのことですが、
それぞれの生活習慣の違いはあまり考慮されていなかったんじゃないかとか、

そもそも同じ地域の人ばかりが対象だから、
尿中レスベラトロールの濃度も大した差がなかったんじゃないか
もっと大きな差がある人たちで調査すべきなんじゃないかとか、

そんな批判もあります。

ということで、レスベラトロールの効果に関する研究については
これから慎重に見守っていく必要がありそうですね。

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