【アルツハイマー予防?肌修復?】睡眠が必要な理由~アミロイドβを減らす方法として大切なだけか

睡眠中に起こっていることで大事だと言われているのは次の3つです。

①記憶の整理
②脳の老廃物除去
③成長ホルモン分泌

①と②は体の中でも特に脳に関わることで、③は全身に関わることですね。

命にかかわることは②と③でしょうか。

ということで順番に見ていきましょう。

記憶の整理

①の記憶の整理ですけど、これは子供の頃、一生懸命勉強したことある人なら実感としてわかると思います。

「四当五落」なんて言葉がありましたけど、違うんです。本当は「四倒五落」。(笑)

「四当五落」というのは「睡眠を4時間にして勉強した人は合格できて、5時間寝た人は落ちますよ」ということですが・・・とんでもない!

睡眠4時間では記憶も定着しないし、健康を害して倒れるだけ、という話。^^;

だから、一夜漬けなんて繰り返している人は、苦労の割に成績が上がりません。

それから。

「記憶」と言っても何も、学校のお勉強だけとは限りません。「体で覚える」こととか、「経験の積み重ね」とか、もっと広い意味での記憶

そういうすべての「記憶」が睡眠中に整理されることになります。

「体で覚える」というと、スポーツが好きな人とかゲームが好きな人とか、思い当たることがあると思います。

必死で練習したその日はうまく行かなかったのに、一晩寝て次の日試してみるとあっさりできた、なんてことあるでしょう。

ということでまず、

睡眠は記憶の整理のために必要

ということでした。

脳の老廃物除去

次、②ですね。

これは、実感としては誰しも「知っている」ことだと思います。

睡眠不足だと、

「もう何も考えられない」
「理解できない」

なんてことになりますよね。

それから、精神不安定になったりもする。寝不足だと怒りっぽくなったり、不安を感じやすくなったり。

逆に、しっかり眠ると心が安らかになったりストレスが消えたりということも。

経験あると思います。

でもこれ、メカニズムとしては最近わかってきたことのようなんです。

どういうメカニズムかといいますと・・・

脳のまわりは「脳脊髄液(CSF)」という液体に満たされています。

これが脳の老廃物を運び去ってくれるというわけですけど、通常は脳にはそんなに隙間がありません。だから液体も流れにくい。

ところが睡眠中は、脳細胞が「縮む」というんです。それで隙間ができて、液体が老廃物を受け取り、それを血液に渡して持っていってもらうと。

だから睡眠をとることで、脳の老廃物が掃除されて「あたまスッキリ」ということになるわけ。

アミロイドβを減らしてアルツハイマー予防

それでこの老廃物とは何かということになりますけど、有名なのが「アミロイドβ」という物質。

これ、タンパク質の一種なんですが、アルツハイマー病の人の脳にはこの、アミロイドβがたくさん蓄積されているというんです。

だから、睡眠不足を何十年も続けていると、脳のアミロイドβが増えてしまって、アルツハイマー病になるリスクが高まると考えられます。

逆に、質の良い睡眠を続けていればそのリスクも低くなるだろうということですね。

まさに「あたまスッキリ」というわけです。

成長ホルモン分泌

では3つ目。

睡眠中に成長ホルモンの分泌が活発になります。

成長ホルモンというと、

「関係あるのは子供だけでしょ?」

なんて思う人もいるかもしれませんが、これは誤解。

大人にも大いに関係あります。

美容と大いに関係あり

成長ホルモンが少ないと、代謝が悪くて太りやすくなったり、肌のターンオーバーがうまく行かなくて肌トラブルが増えたりと、ろくなことはありません。

あと、男性であれば、筋力が衰えたり、ということも気になるでしょう。

だから、成長ホルモンは大人にとっても大事です。

で、睡眠中はこの成長ホルモンが出やすいということですので、この点でも睡眠は大切だということになります。

女性ならイヤというほどわかっているのではないでしょうか。

「睡眠不足はお肌の敵」
「質の良い睡眠は最高の美容法」

ということ。

あ、男性だってイヤというほどわかっている人もいるかもしれません。

つまり・・・

睡眠不足で成長ホルモンが不足すると・・・
細胞の代謝が衰えるわけですから「抜け毛」も増えてしまい・・・
一方で新しい毛は育ちにくくなり・・・

要するに「ハゲ」やすくなります

ということで、睡眠は、

①記憶の整理
②脳の老廃物除去
③成長ホルモン分泌

これらのために必要で、いかに重要かがわかりました。

なぜ進化の過程でそんな危険な習慣が残されたのか

ここで面白いのは。

「なぜ睡眠を取らないと以上のような機能が働かないのか」

ということですよね。

だって、眠っている間って無防備だから、危険じゃないですか

となると、生き物の進化の過程で、「睡眠」が消えていってもおかしくないですよね。

睡眠を取らなくても、上記のような機能が働くよう、進化していてもおかしくない。

まあ睡眠ゼロとまでは行かなくても、1日1時間でOKとか、そんなレベルになっていてもよさそうなものじゃないですか。

でも実際の私たちは、1日7時間前後の睡眠を取ります。進化した結果としてこうなっています。

総合的にそのほうが有利だった?

私達生物が、何十億年もかけて進化した結果、「睡眠は必要」ということになっていますので、

A.睡眠を取って①②③の機能を働かせる
B.睡眠を取らなくても①②③の機能が働く

という2つの選択肢のうち、Aのほうが総合的に見て有利、ということだったんでしょうね。

「総合的に」ということは・・・①②③以外にも何かありそうな気がしてきます。

まずすぐに思いつくのは、人間以外の生き物であれば、そんな「食べたいだけ食べる」というわけにはいかないですよね。

だから、睡眠をとることで「エネルギーを節約する」というのも、利点になりそうです。

まあ、ダイエットの悩みを持つ人には理解できないことですけど。

睡眠のスピリチュアルな意味

あと、これはちょっと別の見方になりますが、睡眠にはスピリチュアルな意味もあると考える人もいます。

まあこれは、信じられない人はスルーすれば良いことですが・・・

眠っている間に、私達の魂はスピリチュアルな世界に帰っているというんです。

で、その間に、肉体、精神、魂を癒やしたり、あっちの世界で作戦会議(笑)をやったりするんですね。

スピリチュアル的には、睡眠中にそういうことをしていると。

睡眠によって、自我を眠らせることで、自我に邪魔されることなくスピリチュアルな世界と接することが出来るというわけですね。

でも、起きたら忘れてるんですが。^^;

まあとにかくそういうことなので、眠らないとスピリチュアルなレベルから癒やすことができないし、あちらの世界とのコミュニケーションも取りづらくなるということで、どんどん調子が悪くなってしまうと。

あちらの世界とのつながりを感じにくくなって、精神も不安定になってしまうということです。

そういうことも考慮すれば、

A.睡眠を取って①②③の機能を働かせる
B.睡眠を取らなくても①②③の機能が働く

のうち、Aほうが総合的に見て有利、ということも納得がいきます。

ということで、しっかりと睡眠をとることは、体にも心にも、それから魂にも良いと考えられます。

でも・・・

眠らない人もいるけど…?

睡眠時間が短い人っていますよね。中には嘘かホントか、まったく眠らないという人も。

そういう人はどうなんだと。

そういう人はおそらく、もともとどこかが違うのでしょう。

脳で老廃物が出にくいとか、老廃物除去の効率がすごくいいとか、成長ホルモンが出やすいとか・・・。

あと、本人は眠っていないつもりでもマイクロスリープなんて言って、短時間だけ眠っている場合もあります。

イルカは脳を半分ずつ眠らせることが出来るということですが、人間でもそういう器用なことを無意識にやっている人もいるのかもしれません。

だから、そういう人を見て、

「自分も短時間睡眠にしよう」

とか、無理に真似しないほうが良さそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする