経穴(ツボ)、経絡と気~神経や血管・リンパ管と違うの?

東洋医学では当然存在するとされている経穴=ツボ、経絡ですけど、解剖して確認できるものではないので、西洋医学ではいまだに認めない人もいるようです。

経穴、経絡、気とは?

そもそも、経穴(ツボ)や経絡は何かというと、「気」の通り道なんですね。あの、ドラゴンボールとかによく出てくる気・・・とはちょっと違うかもしれませんが、現代科学で解明されていないエネルギーという点では同じです。^^

気というのは何らかのエネルギー、生命を育むエネルギーであるというのが東洋医学の見方です。

それで、ツボというのはこの気が出入りする場所で、経絡(けいらく)は気の通り道だと考えられています。

例えるなら、ツボが駅、経絡が線路、気が電車、といった感じになりそうですね。^^
西洋医学による「素朴な」解釈

でも、西洋の研究者にはこれがなかなか理解できなくて、ある研究では、「ツボも経絡も神経の一部だろう」と結論づけたものもあります。

これは、ツボへの鍼灸刺激によって、体の痛みが緩和されることから、ツボを刺激すると、神経の流れがブロックされて痛みを感じなくなるのだろうと考えたわけですね。

これを「ゲートコントロール理論」といいます。ツボを刺激することで「ゲート(門)」を閉じて、「痛み」が神経を通っていけないようにするということです。

しかし、経絡は神経だけでなく、血管やリンパ管など既知のあらゆる「通り道」とは別のものであるという研究結果があります。

どんなものかといいますと・・・

もっと厳密な研究

まず、北朝鮮での実験ですが(北朝鮮と聞くと信頼性に疑問を感じるかもしれませんが^^;この学者さんはまともです)、ウサギの経穴(ツボ)に放射性物質を注入して、それがどう移動するかを観察したものがあります。

結果としては、経絡が通っているとされるコースにそって、放射性物質が移動するのが確認されました。また、経絡から離れた部分では、放射性物質の濃度は無視できるほど低い、という結果でした。

もう一つ、フランスでも同様の実験があります。こちらは人間を対象に^^;実験しています。

テクネシウム99mという放射性同位元素を経穴(ツボ)に注入して、その移動を観測しました。そうするとこちらも、経絡にそって移動するのが確認されました

また、血管やリンパ管にも同じ物質を注入してみましたが、こちらでは経絡にそって流れる、という現象は起きませんでした。

ツボ以外の皮膚の任意の部分に同物質を注入した場合も、経絡にそって移動するということはありませんでした。

以上のことから、経穴(ツボ)・経絡というのは、他の系=通り道とは完全に独立した系であるということが確かめられたわけです。

西洋医学が遅れを取っている分野

それにしても、中国では大昔から「当然存在する」とされている経穴や経絡が、西洋医学では20世紀になってやっと上述のような確認がされた、というのは面白いところですね。

ということで、そこを流れているものも、中国で言われている通り「気=なんらかの生命エネルギー」と考えるのが、最も無理のない理解の仕方だと思います。

気とかプラーナなどと呼ばれる目に見えない「微細エネルギー」は確かに存在するのです。

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