マインドフルネス瞑想の方法と効果~呼吸法ではない

誤解されやすいのですがマインドフルネスというのは呼吸法ではなく瞑想法です。なぜ誤解されるのかというと、マインドフルネス瞑想のやり方の一つとして「呼吸を観察する」という方法があるからです。

呼吸を観察するのはやり方の一つにすぎない

マインドフルネス(mindfulness)というのは「(ある対象を)注意していること」という意味です。「注意している」というより「観察する」と言ったほうが、マインドフルネス瞑想のやり方としてはピッタリ来ますけどね。^^

その最も単純なやり方が、呼吸を観察する、という方法です。

何のためにそんなことをするのかというと、雑念を消すためなんですけど、「心を無にする」なんて言ってもほとんど無理ですよね。^^;

なので、特定の対象に意識を集中することで、それ以外の雑念を追い出してしまう、という方法を取るわけです。

驚くほど単純なやり方

例えば、自分の呼吸を観察する方法を説明してみますと・・・

座り方は別に、正座とか結跏趺坐とか、そういう足がしびれるようなものでなくて構いません。椅子に座ってもいいですし、床に座っていてもいいです。座っていなくてもいいです。仰向けに寝たり、というのでも構いません。

リラックスして、なおかつ背筋は伸ばしておくのはいいですね。

次に観察。呼吸を観察することにしてみましょう。

息を吸う時は体が膨らんできますので「ふくらみ、ふくらみ、ふくらみ・・・」とこれを心のなかで実況中継します。息を吐くときは「縮み、縮み、縮み・・・」となるわけですね。まあ、実況中継していれば、言葉はなんでもいいのですけど。

体の中を流れていく空気を実況中継しても構いません。「入ります、入ります・・・」「出ていきます、出ていきます・・・」という感じですね。

それで、呼吸を観察していても、やっぱり雑念は出てきます。そんな時「あ、失敗した」と思うのではなく、雑念に対しても実況中継します。「雑念が出た、雑念が出た・・・」という感じですね。

瞑想している最中に鼻が痒くなったら「かゆみ、かゆみ・・・」と実況中継します。

これを毎日5分以上やりましょうというわけです。

以上のごとく、マインドフルネス瞑想のやり方って単純なんです。

じゃあその効果はいかなるものかということですね。

効果

もちろん、仏教で言う「悟り」に達する人いるかもしれません。なぜなら、マインドフルネス瞑想の元になったのは、仏教で実践される「ヴィパッサナー瞑想」だからです

これを現代人が取り組みやすいように改変したのがマインドフルネス瞑想ということになります。

たださすがに。(笑

悟りに至る人はめったにいないでしょう。

でも集中力が増すことは間違いないですね。ひたすら「今、ここ」に集中する瞑想法ですから。
集中力がアップすれば記憶力も上がりますし、学習能力も向上することは間違いありません。

さらに、「余計なことは考えない」というわけですので、精神の安定度が増します。アメリカ軍でも取り入れた結果、鬱が減ったり、自殺者が激減したりという効果が確認されています

精神の安定度が増せば、ストレスに影響されにくくなります。ストレスは万病のもとですので、マインドフルネス瞑想を続けることで自然治癒力が高まり、健康に役立てることができます。

実際、マインドフルネス瞑想を取り入れている病院もあり、「自己治癒力を高める医療: 病気になるプロセスに寄り添う(小西康弘、創元社)」によると、病気の改善にも役立っているようです。

マインドフルネス瞑想には以上のような大きなメリットがありますので、アメリカ国防総省やグーグル社などでも取り入れられているというわけですね。

本当に単純な方法ですので、これはぜひ毎日続けて習慣としたいものです。

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