日本人のヴィトン好きは街を歩いていれば分かる。
初めてブランド物を買おうと思ったときにあなたならどう考えるだろう。
「ではあのLVLVって入ったヴィトンの財布を」と考えるのではないだろうか。
私はブランドと聞くとまずあのモノグラムを思い浮かべてしまった。
とにかく日本人がどれくらいヴィトンを買っているかというと
世界のルイビトンの6割程度は日本人が買っているそうである。
ヴィトンの半分以上を日本人が支えている!ヴィトンよ日本人に感謝せよ。
ブランドを楽しむ人の中には、
「目立たないようにさりげなくブランド物を身につけたい」
と考える人が多いのではないかと思う。目立ちたくないという人。
下着だけブランド物だっていう人もいるそうである。
そういう人にはモノグラムマルチカラーは冗談にもならないのだろう。
あの、村上隆がデザインしたファンキーなやつだ。
それどころか正統モノグラムでも避けたいと思うのではないか。
モノグラムは主張が強すぎるゆえに。
いかにも「ヴィトン」だからね。誰が見ても。
ということで目立ちすぎるのがいやな人はヴィトンのダミエとか選ぶわけだ。
それでもまだ目立ちすぎと考える人は、ヴィトンのタイガなんかもあるがこれは男性だけか。
女性向のやつにモノグラムヴェルニというのもあるが、間違いなく目立つ。
もうひとつ忘れてはならないラインがある。ノマドだ。
ヴィトンのノマド。
モノグラムやダミエと違って柄なんかない。
ヴェルニみたいにエナメル加工されているわけでもない。
そう聞くとなんだか特徴のないラインで敬遠したくなるかもしれない。
それでもルイビトン・ノマドの表面は大変美しいのだ。
ノマドの美しさは素材の美しさ、革本来の美しさを最大限に引き出したところにある。
ノマドはおそらく、さりげなくブランドを楽しみたい人に
最も好まれるラインではないだろうか。
ノマドは素材の皮を選択する段階から厳しい基準が設定されている。
小さな傷一つあればもうノマドにはなれない。落第。
その後丁寧に皮をなめしていく。植物タンニンを使って繰り返しじっくりと。
これによってもともと美しい革がさらに自然な艶を発しはじめる。
そしてヴィトン・ノマドの艶は使えば使うほど味が増していくようだ。
そのつやの変化のお陰で、ノマドは飴色になっていく。
また、買ったばかりのころは硬い肌触りだったものが、
使えば使うほど自分の肌になじんでいく感じだ。
ヴィトン・ノマドの革の表面をじっくり観察しても、
革製品によくある格子状の目立つシワはみつからずあくまで滑らかだ。
ノマド・ラインは革の美しさを極限まで引き出したラインである。
ある意味ヴィトンの中でもっとも贅沢なラインといえる。
その証拠に、ノマドラインの製品は総じて値段が高い・・・・・・