ヴィトンの象徴、トレードマークといえばモノグラムラインといって間違いないだろう。
だいたい、街中で見かけるルイビトンはモノグラムではないだろうか?
いや、単に目立つだけかもしれないが、それほど印象深いものである。
モノグラムというのは別にヴィトンの専売特許でもなんでもなく普通の名詞なのだが、
でも今はモノグラムといえばルイビトンというイメージになっているくらい、
ルイビトンモノグラムは多くの人に受け入れられている。
さて、モノグラムというのは元来どういう意味だったかと言うと、
あるブランドや会社や団体を、文字の組み合わせで象徴させた記号のことを言ったようだ。
三越のマークもモノグラム。トヨタのマークもそう。
日本人は昔からモノグラムを使ってきた・・・と思っていたら、
なんとルイビトンモノグラムも日本の家紋などに影響を受けているらしい。
でも今やモノグラムといえばヴィトンのモノグラムラインなわけだ。
あのLVを組み合わせたロゴと、花柄を散りばめたデザインのである。
しかし、このヴィトンの象徴ともいえるモノグラム・ラインは意外にも、
最初のラインではなかった。
最初のラインは他の記事で紹介したとおりダミエなのである。チェック模様のやつだ。
模造防止のダミエだったが、今度はそのダミエが真似されて困るということで、
モノグラムは2代目のジョルジュ・ヴィトンのときに考案されたようだ。
1896年、19世紀も終わろうというころのこと。
しかし今ではモノグラムすら大量に偽物が出回っている。
ヴィトンは人気があるのでそれもあたりまえなのかもしれないが・・・
いくら安くってもヴィトンの偽物ではファンとしては悲しいのである。
モノグラムの変り種、新作ラインにモノグラム・グルームというのがある。
名前を見ればわかるとおり大部分は正統モノグラム。
しかしただのモノグラムだと思ったら大間違い。
よくみると、いや、よくみなくともとんでもないことが起こっている!
ヴィトン・モノグラム・グルームラインは基本的にはモノグラムだが、
たとえば財布の右端の方支店を移動させてみよう。
するとヴィトンとしては見慣れない帯が財布の周囲を取り巻いているのがわかる。
帯といっても取り外し可能なものではなくて赤や白や青や黄で帯が描かれているということだ。
そしてその帯の上に人物が描かれているではないか。
この人物はよく見るとヴィトンと縁の深い人物のようである。
ポーターである。ポーターが旅行カバンを運んでいるイラストだ。
つまり旅行用トランクのブランドとして始まったヴィトンにとっては原点のようなものだ。
それにこのポーターの絵、1921年のヴィトンの広告に描かれていた挿絵なのだそうだ。
それをモノグラムグルームとして復活させたようだ。