法句経というお経があります。
法華経の間違いじゃない?と思うかもしれませんが法句経です。
お釈迦様が使っていた言葉、パーリ語ではダンマパダと言います。
さて、法句経ですが、お経の中では最古の部類に属します。
お釈迦様がこの世を去って、200~300年後くらいに完成したようです。
それまでは、仏道修行者は、お釈迦様の仰った言葉をひたすら暗誦して
代々伝えてきたのですね。
そんなお釈迦様の言葉の中でも、
韻文形式で憶えやすくなっているものを集めたのが法句経です。
お釈迦様がこの世を去ってそれほど時間がたっていない時代に編まれた経典ですから、
お釈迦様が口にした言葉そのものが数多く記録されていると考えられます。
何故それが大事かというと、後世の経典には、その経典を編集した人の言葉が
多く紛れ込むようになるからです。
ただ、だからといって後世の経典に価値がないわけではありません。
なぜなら、お釈迦様の残した言葉に従って修行を続けた人が
自ら体験した仏教的真理を新たに加えてきたからで、
決して、まったくの出任せを経典に加えたわけではないからです。
ただ、そうして作り上げられてきたお経というのは皆さんご存知のとおり
わかりにくいですよね。
まあ、わかりにくいというのはイメージで、
実際読んでみると、自分のレベルに合わせた解釈はできるようです。
でもとっつきにくい。
そこで法句経です。
別にパーリ語で読むわけではないので大丈夫です。
日本語訳が文庫で手に入りまして、平易な言葉でかかれています。
平易でいてしかも奥が深いです。
一度読んで理解できたと思っても、
日常生活における経験を通じて「あ、あの言葉はこんなことも意味していたのか」
という気づきが得られることは珍しくありません。
おすすめは、自分がピンと来た言葉を暗誦してしまうことです。
短いので簡単です。
お釈迦様が実際に仰った言葉を、いつも心に置いておくことができます。
いつもお釈迦様が法を説いてくださるというわけです。