唯物主義に基づく世界とはどんな世界で、
そこではどんな人生を送らなければならないのか。
騙し騙されの命懸けの競争の末、
十分な物的価値を掌握する人間は世界でほんの一部に限られるでしょう。
それは現在の日本を見ても十分理解できることです。
残りの大多数は物的価値を手に入れられないわけですが、
「物中心主義」が正しい考え方だとするとこの大多数の人間は不幸せだということになります。
大富豪になれるのはほんの一部だけ。
その人たちだけが幸せです。
いや、本当に幸せなのでしょうか?
「物中心主義」は「死」に対してあまりにも無力です。
結局は限られた一部の人間でさえ不幸せに陥ることになります。
必ず人は死にます。そして唯物主義でいる限り、死は無です。
約束された不幸せ。
逃れることのできない不幸せ。
「物中心主義」にはそれしかありません。
それなのにこの考えをとっている人が多いのはどういうことなのでしょうか。
江原啓之さんの人生相談原則や行動をインチキだと批判する人の多くは
この考えをとっていると思われます。
おもうにスピリチュアルだの霊だのあの世だのということを信じるのは
知的に劣る証拠だと思っているのではないでしょうか。
でも気づくべきです。
そんな人が信奉している「科学的見地」からしても
スピリチュアルの真理性と物中心主義の真理性は同等であることを。
なぜなら科学はスピリチュアルな事象を云々できないからです。
すなわちどちらも信仰・信念であることに変わりはないのです。
物中心主義を奉ずる人はそれを「現実」と言いますが、「現実」だと信じているに過ぎません。
同じように江原啓之 さんのスピリチュアルの
考えを現実だと信じる人を批判できる立場にはないということです。