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三宝寺池沼沢植物群落

もう辺りは完全に暗くなってしまって、足許もおぼつかない有様となりました。
そこで私は石神井公園の西端に位置する厳島神社に参拝したら帰ろうと決めました。
氷川神社から西へと道なりに進みました。
いや、進んだつもりだったのですが、なんだか風景が予想と違います。
私は三宝寺池の南岸を西へ向かって進んでいるのだから、
右手に池が見えるはずなのですが、なぜか左手に水面が見えます。
三宝寺池
辺りは真っ暗で目印になるものも見つかりません。
板で組まれた遊歩道を歩きながら次第に不安になってきました。
そのうち分かれ道に差し掛かりました。
どちらにいけばいいのか、手がかりもありませんから、とりあえず左へ。
進んでいくと想定外のものを発見してしまいました。
三宝寺池
おお!
国の天然記念物がこんなところに!!
どうやらここは、貴重な沼沢植物が繁茂する場所だったようです。
しかし都市化の進行によって湧水の量が減り、
またかつては住民が生活のために刈り取っていたヨシなどの植物が放置されるようになったため
今では環境バランスが激変してしまったらしいです。
確かに、公園内にいれば忘れてしまいますが、
公園を一歩出ればそこには都会の喧騒と排気ガスに汚染された空気が満ちています。
公園内のみ、昔と同じ姿を保つのは至難かも知れません。

石神井公園には初めて来たのですが、すばらしいところですね。
池淵の遺跡群、石神井城跡、そして北の空には現代文明の象徴である高層ビル。
数万年にわたる人間の営為を一望のもとに収めることができます。
めまぐるしく変わる人間の営為に比べて自然は悠久・・・かと思いきや、
これも変化を余儀なくされています。

そして目の前には仏道の言葉を冠する三宝寺池。
誰だってこんな言葉を思い浮かべることでしょう。
「諸行無常」

などと感慨に浸っている私はもう一つの発見をしました。
これぞ御仏のご加護!
目の前の看板に現在位置が書いてあるじゃーん!!

迷子脱出。(拡大図
三宝寺池


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