
私は水上の渡り廊下からさらに歩を西へ西へと進めました。
すでに暗い時間だというのにたくさんの冒険者とすれ違います。
男女のペア、犬を連れた人、半袖短パンで息を切らして駆けていく人、そしてヤブ蚊。
しばらくは木々に覆われたかわり映えのしない風景が続きます。
なんだかよく意味のわからない看板も立っていました。

しかししばらく歩いたところで私は自分の目を疑うことになります。
この、水と緑で構成された風景が、まったく異質なものへと変化したのです。
有機物から、無機物へ。
生命の緑から、非生命の白へ。
なんということでしょう。緑の木々はいつしか白い石柱へと取って代わられたのでした。

これはいったい?
イギリスにおいて数多く発見され、日本でも散見されるという
ストーンサークル(環状列石)のひとつなのでしょうか。
古代人の手になる巨石建造物を、数千年の時を超えて
私はここ石神井池のほとりで見つけてしまったのか?
いや、ひょっとしたら、古代の超文明の残滓かもしれない・・・
え? ただの野外ステージ? えー。そんなばかな・・・
だって、もう一つ見つけたんですよ!
こんどはメンヒルです! いやモノリスといった方がわかりやすいでしょうか。
これです。

なんとこのモノリス、水中から天空へとそそり立っています。
このようなものの建造が人間に可能でしょうか?
これはひょっとしたら、300万年前に地球を訪れ、
我々の進化に手を貸したといわれるあの・・・
え? ただの記念碑じゃんって・・・
私の命懸けの探索はどうなるんですか!